パリでAI翻訳機を公共交通機関で3,000人の従業員に配布。オリンピックに向けて、旅行者を16ヶ国語でサポート

2024年夏にオリンピックを控えるパリで、AI翻訳機の活用が広がっています。世界中から多くの旅行者が訪れるであろう時期を前に、新しい翻訳サービスの導入が発表されました。

パリの交通局は2024年夏のオリンピックで訪れる国際ゲストを支えるため、3,000人を超える職員にAI機能を備えた翻訳デバイス「TRAD.IV」を提供することを発表しました。

この機器はフランス語を含む16言語への翻訳が可能で、翻訳結果をテキスト表示と音声読み上げの両方で提供します。この取り組みは、オリンピックが終わった後も継続される見込みです。

パリの交通局代表のグレゴワール・ド・ラスティリーは、「オリンピックに合わせ世界各国から訪れる旅行者への情報提供方法を模索していた」と述べ、この新しい翻訳サービスの導入を解説しました。

パリメトロのスタッフからもこのサービスは歓迎されており、外国人旅行者からの質問に対する不安が軽減されたという声が聞かれています。